【広島市 外壁塗り替えリフォーム】雨戸の塗装も欠かさずに！

雨戸の役割

雨戸は窓・網戸の耐久性を上回る雨風の防御策とされており、台風・ゲリラ豪雨などの場合、雨風そのものだけではなく飛来物から家を守る役割もあります。

また防寒の役割も大きく、雨戸と窓の間に空気の層ができることで、外から入り込む寒気を和らげることができます。

さらに使い方次第では雨戸で防犯効果を高めることも可能です。例えば、空き巣は侵入に時間がかかる工夫がされている家を侵入先候補から外す傾向があります。しっかり施錠できる金属製のシャッタータイプであれば、耐候性と防犯性を両方高めることができます。

雨戸の耐用年数

使用頻度にもよりますが10～15年程度が目安です。1万回程度の開閉を想定した耐久性を目安に設計されているものが主流です。

ただし、雨戸の種類や使用環境によっては5年程度で塗装が必要な場合もあります。「雨や雪がよく降る」「直射日光や紫外線が強い」「開閉の機会が多い」といった場所の場合、細かいキズや塗装のはがれが出やすくなるため注意しておきたいところです。

雨戸塗装の流れ

雨戸塗装は塗装のベストタイミングを見計らって、下地処理・塗装を施していきます。

1）塗装のタイミングを見極める

雨戸の塗装に必要な日数は最短で3日程度、長くても1週間程度です。雨戸を両面とも塗装し直す場合、いったん取り外して効率的に進めていきます。窓・網戸が無防備になるため、雨風のダメージが考えられるタイミングは避けたほうがよいでしょう。

2017～2021年 広島の月別降水量・最大風速・日照時間 平均

	平均降水量（mm）	平均最大風速（m／s）	平均日照時間（h）
1月	54.2	11.3	153.5
2月	57.2	12.4	160.6
3月	134.1	13.0	194.3
4月	144.7	11.3	213.8
5月	140.8	10.7	217.8
6月	227.7	9.0	174.6
7月	414.9	9.8	160.8
8月	232.2	12.4	214.1
9月	214.1	15.6	144.6
10月	126.0	13.7	183.8
11月	38.5	11.8	176.9
12月	50.2	11.6	132.7

引用元：気象庁・過去の気象データ

おすすめの月は降水量を基準にすると11～2月です。風もそこまで強くはありません。風速で見ると5～7月ですが、7月は降水量がもっとも多い月なので回避したほうがよいかもしれません。

日照時間においては3～5・8月がおすすめと言えそうですが、8月は降水量が比較的多く、ベストタイミングが訪れる可能性は3～5月が高くなります。

2）下地処理

まずは、雨戸表面の泥・チリ・ホコリといった汚れを落とし不純物がないきれいな状態にします。高圧洗浄機を使用し、大まかなサビまで落としていきます。

細かなサビはやすり・紙やすりを使用し、手作業で落としていきます。このとき雨戸の表面に肉眼で確認できない程度の凹凸をつくるのがコツです。金属製の雨戸は表面が平滑すぎて塗装が定着しにくいことがありますが、この工程によって塗装が定着し機能性を発揮しやすくなります。

3）塗装

雨戸も外壁・屋根と同様に下塗り→中塗り→上塗りと、3回塗りが基本です。

下塗りではサビ止め機能を持つ塗料など、雨戸の機能を補助する塗料を塗っていきます。中塗り・上塗りでは断熱性・耐候性に優れた塗料がメインです。外的環境から建物を守るための塗料を塗っていく段階となります。

雨戸の塗装は屋根・外壁塗り替えと同時に済ませるのがおすすめです。特に足場を組む必要がある建物なら、全部まとめて一気に終わらせてしまいましょう。「どうしても費用が高くて難しい…」という場合は補助金や助成金の活用も検討してみてください。