【広島市・屋根リフォーム】トタンとは？おしゃれで丈夫なトタン

トタンの特徴

トタンは、鋼板表面に亜鉛メッキを施した建材のことです。大正の頃から使われており、高度経済成長期に広く普及しました。薄い建材のため、耐久性がなさそうに見えますがそのようなことはありません。亜鉛メッキを施すことで、軽いキズや劣化に耐えられる耐久性を得ています。また、軽量で安価なところも魅力です。

昭和の建物では、波打ちトタンが外壁として採用されており、どこか古いイメージを抱く方もいらっしゃるでしょう。しかし、最近のトタン外壁は質感・カラーのバリエーションが充実しており、おしゃれなものも多いです。

屋根においては、瓦屋根やスレート屋根などが主に普及しているので、昔に比べるとトタン屋根は減ってきました。しかし、近年では、従来のトタンにアルミニウムを加えて錆に強くなったガルバリウム鋼板が登場し、それを選択する方も増えています。

トタンのリフォーム方法

トタンを用いた外壁や屋根をリフォームする場合、以下のようにいくつかの方法があります。リフォームを検討する際は、それぞれの方法の特徴を把握したうえで、ご自身にあったものを選ぶことが大切です。

塗装

外壁と屋根の両方で選択できるリフォーム方法です。トタンに深刻なダメージがない場合は、塗装がよいでしょう。使用するカラーによって、外観のイメージを大きく変えることも可能です。塗料によって性能や料金が異なります。業者と相談しつつ、ニーズに合った塗料を選びましょう。

カバー工法

カバー工法とは、対象物件の外壁や屋根材の上から、他の屋根材を重ね張りする方法のことを指します。トタンの劣化が軽度の場合は、カバー工法を選ぶのがおすすめです。

二重構造になるため、防音効果が期待できます。これまで騒音に悩まされていた場合は、この工法で軽減できるでしょう。

従来の外壁・屋根材を活かした工法のため、廃材が出ずコストを抑えられるのが強みです。しかし、外壁や屋根材の状態、形状次第では施工ができないこともあるため、その点は注意が必要です。

張り替えと葺き替え

張り替えとは、対象物件の外壁と新たなトタンを張り替えるリフォーム方法のことです。コストがかかるのがネックですが、その分外壁を長く使い続けられます。外壁にトタンを用いた場合、断熱性に不安があります。しかし、外壁の内側に断熱工事を行えば、そのデメリットもクリアできます。

葺き替えとは、対象物件の屋根と新たなトタンを交換する工法のことです。屋根のダメージが深刻な場合は、こちらの方法がよいでしょう。新品のトタンにすることで、美しい見た目となります。

近年のトタンは進化しているため、昔のトタン屋根よりも快適に過ごせるはずです。コストがかかるのがネックですので、見積もりを依頼し、具体的にどのくらいの予算がかかるのかチェックするとよいでしょう。