【広島市】塗装屋への外装工事依頼に火災保険は使えるの？

適用条件

外壁が経年劣化しただけでは、火災保険の適用を受けられません。

以下の条件に一致する場合、火災保険を利用して工事を行えます。

• 被災してから3年以内
• 自然災害が理由で屋根や外壁に傷がある
• 火災保険の免責金額を超えた修繕費用が必要

火災や震災などの自然災害によって外壁や屋根が著しく損傷した場合、まずは写真を撮る必要があります。

何月何日、どのような災害によってどこが損傷したかを記録しておかなければいけません。記録が残っており、3年以内だと確認できることで、火災保険を申請して補償を受けられます。

自然災害による補償は火災だけではなく、水害や豪雪による雪害も当てはまります。しかし、窃盗による損傷は火災保険の対象外です。また、火災は火災保険の対象ですが、他の災害による二次火災は対象外となることを覚えておきましょう。

火災保険の要項を確認すると、指定された金額以下の補修金額の場合は自己負担になると記載されているケースもあります。また、加入している保険によっては、パンフレットや資料を見ると例外や適用条件の内容が異なる旨が記載されている可能性もあるため、よく確認しておきましょう。

「免責金額」と呼ばれる金額よりも修繕にかかる見積り額が高かったときは、火災保険の適用範囲となります。条件と同じく保険会社によって異なりますが、およそ20万円程度が基準金額であることが多いです。

適用されない場合

下記の3点に当てはまる場合は火災保険の適用外です。

• 経年劣化
• 人為的損傷
• 原因不明

年数が経ったことによる劣化や、人の手によって壊された状態であることが確認できるケース、外壁の損傷原因がわからない場合は適用されません。そのため、記録を取ることをなるべくこまめに行い、原因が明確にわかるように注意しておく必要があります。

火災保険の種類とは

火災保険は大きく6つの種類に分けられます。

• 住宅火災保険
• 住宅総合保険
• オールリスクタイプ
• 特約火災保険
• 店舗総合保険
• 普通火災保険

近年、自然災害が増えていることを受け、様々なリスクに対応してもらえる「オールリスク保険」に加入している家庭が増加傾向にあります。オールリスクではない場合は、住宅総合保険に加入している家庭が一般的です。

家庭の状態に合わせて適切な保険に加入する必要がありますが、どの保険に加入していても、万が一の場合は外壁補償を受けられる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

災害による損傷で修理を依頼する場合は、まず見積りを出す必要があります。また、火災保険が適用されるかどうか、専門家に判断を仰ぐことも必要です。