【広島市】サイディング（樹脂系）とは何？メリットとデメリット

樹脂サイディングについて

樹脂サイディングは天然塩が60％、石油が40％のプラスチックの一種である「塩化ビニル樹脂」を利用した外壁材です。日本ではまだあまり認知されていませんが、アメリカやカナダでは50年以上も前から普及しています。

樹脂サイディングのメリット

耐久性の高さ

樹脂サイディングの耐久年数は約30年です。日本でよく使用されている窯業サイディングの場合、耐久年数は約10年といわれていることを考えると、どれだけ耐久年数が長いかがわかります。

もちろん、全くメンテナンスが必要ないというわけではありません。紫外線によって弾性が失われることから、20～30年を目安に再塗装を行う必要があります。

凍害・塩害に強い

樹脂サイディングは水を吸収しないため、積雪地で起こりやすい凍結の心配がありません。また、樹脂製ということもあり、錆びにくいことも特徴ですので、潮風が当たりやすく、塩害の被害を受けやすい地域でも安心です。

部分変色のしづらさ

樹脂サイディングには材料そのものに色をつける顔料が練り込まれているため、変色しづらいこともメリットとして挙げられます。外壁が変色すると家の見た目を損ないます。長期間よい状態の自宅を維持するためにも、変色しづらい樹脂サイディングは役立つのです。

樹脂サイディングのデメリット

費用が高い

樹脂サイディングは原料の性質上、気温が高いと膨張し、低いと収縮します。施工難易度が非常に高く、日本ではまだ生産量が少ないことから初期費用は高くなりがちです。

業者が少ない

上述したように、樹脂サイディングは施工難易度が高い外壁材です。季節によって施工方法を変えたり、または施工できない可能性があります。こういった理由から施工業者によっては対応していないこともあるため、施工を依頼予定の業者に対応可否をご確認ください。

デザインのバリエーションが少ない

ほかのサイディング素材よりもデザインの幅がないことも、デメリットの一つです。デザインにこだわりがないという場合は問題ありませんが、外壁の色やデザインを細部までこだわりたい方は物足りないと感じるかもしれません。